米Motorolaは米国時間2008年4月21日,同社ベンチャー・キャピタル部門のMotorola Venturesを通じて,米VirtualLogixに投資したと発表した。VirtualLogixは,通信機器およびインフラ設備用の仮想化ソフトウエアを開発している企業。出資額は明らかにしていない。

 VirtualLogixのソフトウエアは,1台の携帯電話機で複数のOSが利用できるようにする。Motorola Venturesマネージング・ディレクタのReese Schroeder氏は,「モバイル環境のエコシステムがますます複雑化するにつれて,シンプルな設計でありながら複数のプラットフォームを併用して動的なモバイル体験を実現可能な製品に対するニーズがいっそう高まる。その複雑さを解決するのが仮想化だ」と述べた。

 ちなみに,VirtualLogixには,Motorolaのほかに米Intel,米Cisco Systems,米Texas Instrumentsなどが出資している。

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