米Six Apartは米国時間2008年4月21日に,ソーシャル・メディア・アプリケーションの設計およびコンサルティングを手がける米Apperceptiveを買収したと発表した。事業拡大に向けた取り組みの一環としている。買収金額などの詳細は明らかにしていない。

 Six ApartとApperceptiveは,2年前から提携関係にある。両社は協力して,「Washington Post」「Huffington Post」「BoingBoing」といった米メディアやブログ,「Major League Baseball」のWebサイトなどに向けたオンライン・コミュニティ構築を手がけてきた。

 Six Apartは,Apperceptiveの技術を取り入れ,著名ブロガーや大手メディア,企業を対象に,次世代ソーシャル・メディア・アプリケーション設計および開発を支援するサービスを開始する。新たにSix Apart Services部門を立ち上げ,ニーズに応じたコミュニティ構築,ユーザー参加型コンテンツの促進,効果的な内部コラボレーションのための一元的管理などに焦点を当てる。同社はソーシャル・メディア・サービス事業の中核となる拠点をニューヨークに開設した。

 また,広告主と影響力の強いブログおよびWebサイトを対象に,広告サービスとブログ最適化サービスを手がけるSix Apart Media部門も結成した。

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