PFUは4月21日から小型業務用スキャナーの新製品「fi-6130」「fi-6230」の受注を開始した。価格が10万円台と安価ながら、読み取り速度が1分間でA4用紙40枚と高速。マイクロソフトの情報共有・コラボレーション向け製品「Office SharePoint Server 2007」ともシームレスに連携できる。

 操作性を向上させており、例えばスキャナーの簡単なボタン操作やパソコン上のワンクリックで、読み取った文書をSharePoint Serverに自動登録できる。ここまでのシームレスな連携を実現したスキャナーは初めてという。さらに、1.4mm以下のプラスチックカードや保険証や免許証などを1度に3枚まで読み取りできるようにした。フィーダーが文書を重送してしまうエラーを検知する「マルチフィード検出機能」にも工夫を加え、張り付けた写真や付箋紙も半自動で対応できる。このほか、インデックスシールが付いた原稿も自動で原稿サイズを検出したり、文書のパンチ穴を除去したりする新機能を搭載している。

 従来から需要が多い金融機関に加え、伝票の電子化に取り組む流通業などにソリューションとセットで販売する考え。また、SharePoint Serverとのセットで、中堅・中小企業やSOHO(スモールオフィス/ホームオフィス)の販売にも取り組む。パートナー経由の販売にも注力し、デバイスを制御するためのSDK(ソフトウエア開発キット)を提供する。標準価格はfi-6130が税込み12万6000円、フラットヘッド型のfi-6230が18万9000円。