米グーグルが実施していたアプリケーション開発の賞金コンテスト「Android Developer Challenge」への応募数が1788件に上っていたことが,先週末に明らかになった。Android Developer Challengeは,グーグルが携帯電話向けに開発したソフトウエア基盤「Android」上で動作するアプリケーション開発に合計1000万ドルの賞金を支払うというもの。2007年11月,Androidの発表と同時に明らかにしていた。

 Android Developer Challengeの応募締め切りは4月14日。応募状況を報告しているグーグルの製品担当者のブログ・エントリによると,締め切り間際には,1時間当たり170を超える募集が集中したという。応募者の国別内訳では,米国が3分の1を占める。米国以外では,ドイツ,日本,中国,インド,カナダ,フランス,英語など70カ国以上から応募があったようだ。ソフトウエアの種類では,ゲームやソーシャル・ネットワーキング,ユーティリティ,生産性向上あるいは開発ツールなど多岐にわたるとする。

 各アプリケーション・ソフトウエアは,Androidの推進団体であるOHA(オープン・ハンドセット・アライアンス)のメンバーおよびボランティアの100人以上が審査する。間もなく,関係書類が入った封筒やラップトップが届けられるという。

 5月には,50の予選通過者が決まる。予選通過者は,それぞれ2万5000ドルを受け取る。当初の発表では,50件の予選通過者の中から10件に賞金27万5000ドル,ほか10件に10万ドルが授与されることになっている。