ビジネスブログをおこなっている企業のイメージ
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ビジネスブログに期待する情報
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よく見るビジネスブログの業種
よく見るビジネスブログの業種
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 シックス・アパートが発表した調査結果によると、ブログを運営する企業に対して、インターネット利用者の51%が「親しみやすい」印象があると回答し、「オープン」(44.8%)、「情報発信に積極的」(39.7%)と肯定的な評価をしている。こうした企業ブログを「見たことはない」とする人は19.0%で、2006年9月に行った前回調査の26.1%から減少した。

 企業ブログに期待する情報としては、「製品やサービスの詳細な情報」が60.3%と最も多く、「新製品やサービスの発表」が42.6%、「通常のメディアでは知りえない舞台裏情報」が41.9%と続いた。ただし「舞台裏情報」は2006年の調査からは5ポイント減少している。

 よく見るブログの業種として多くあげられたのは、「食品/飲料」(27.4%)、「電機」(25.8%)、「自動車」(19.4%)といずれもメーカーだったが、「レストラン/フード」(18.4%)、「流通/小売」(17.7%)をはじめ、ほぼすべての業種で閲覧率が前回調査を上回った。

 「ブログを読む理由」の上位は、「訪問したサイトがたまたまブログだった」が23.7%、「普通に検索したら行き着いた」の19.5%となった。企業ブログの増加で、消費者が無意識にブログに接する機会が増えると同時に、検索エンジンとブログツールの親和性の高さが示された、とシックス・アパートは分析する。

 ブログに対するコメントやトラックバックについては、利用経験および利用意向がともに前回調査を下回ったが、コメント機能については約9割、トラックバック機能については約8割がオープンにして欲しいと考えている。

 企業のブログに対する意見と要望では、「もっと消費者の声を聞いてほしい(76.5%)、「もっと消費者が意見を言えるような取り組みを見せてほしい」(72.6%)、「もっと読みたい情報を発信してほしい」(77.4%)、「もっと企業にはオープンな姿勢を見せてほしい」(73.5%)という回答が目立った。これらの結果から、消費者視点に立った情報提供とオープンで信頼できる企業の姿勢が求められている、とシックス・アパートはみる。

 調査は20歳以上のインターネット利用者310人を対象に2008年2月27―28日に実施した。内訳はブログ開設者155人、ブログ未開設者155人。男女比は男性42.9%、女性57.1%。

■関連情報
・シックス・アパートのWebサイト http://www.sixapart.jp/