米AT&Tは,米国時間2008年4月18日付で米国証券取引委員会(SEC)に提出した書類において,従業員の約1.5%を削減するリストラ計画を明らかにした。主に管理職を対象とする。

 同社サイトに掲載されている企業概要によると,同社の総従業員数は30万9050人であるため,今回の人員削減規模は約4600人となる。

 これに伴い,同社は2008年第1四半期にリストラ関連費用(税引き前)として3億7400万ドルを計上する予定。

 なお同社は成長事業の強化に向けて人員を増強するため,2008年の総従業員数は変わらないとしている。

 米メディアの報道(New York Times)によると,同社は2006年の米BellSouth買収の際に1万人の従業員削減計画を発表していたが,今回のレイオフはこれとは別のもの。同社は2009年には年間で約70億ドルのコスト節約を目指しているという。

[SECへの提出書類(PDFファイル)]