ソニーは4月16日、消費者に製品情報や企業活動などを動画コンテンツで伝えるWebサイト「Sony Talk」を正式に公開した。また、同サイトの動画とニュースをパソコンのデスクトップに配信するウィジェットの提供も開始した。

 同社の動画共有サービス「eyeVio(アイビオ)」のシステムを利用し、技術情報や製品/サービス担当者、さまざまな企業活動に関する動画コンテンツを毎週配信する。文章や写真だけでは表現しにくいメッセージや情報を動画で伝えることで、消費者との新しいコミュニケーションチャネルとして活用したい考え。2008年初頭よりプレスリリース(広報発表資料)の内容を補足する動画コンテンツを試験的に提供してきたが、Sony Talkではこれまでとは異なる視点の動画を配信する。

 Sony Talk対応ウィジェットの名称は「ソニーグループニュースリーダー」。Sony Talkの更新情報や同社のプレスリリースを表示するほか、Sony Talkの動画再生や同社Webサイトの検索が可能。スケジュール管理、メモ、天気予報といった機能も備える。

 対応OSは、Windows XP SP2以上とMac OS X 10.4 Tiger。同社のウィジェット提供サービス「FLO:Q(フローク)」で無償提供する(関連記事)。

 また、同社はソニーグループ用ポータルサイト「Sony Japan」「Sony Global」にマーズフラッグの検索エンジン「MARS FINDER」を導入した。MARS FINDERは、検索結果の文章に加えて関連画像を表示する点が特徴(関連記事)。文字だけの検索結果に比べ情報の識別性が高まり、使いやすい検索機能を提供できるという。既に本田技研工業や三菱UFJフィナンシャル・グループ、キヤノンなどが採用している(関連記事その1その2その3)。

■関連情報
・ソニーのWebサイト http://www.sony.co.jp/