Prom Queenを配信する「mixi」の特設サイト
Prom Queenを配信する「mixi」の特設サイト
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 ライツエンタテインメント、ドコモドットコム、JVCエンタテインメント、ニューズ・ブロードキャスティング・ジャパン、ガーコ、ミクシィ、NECビッグローブの7社で構成するProm&Sam制作委員会は2008年4月17日、無料で視聴できる短編ドラマ「Prom Queen(プロムクイーン)」の配信を5月7日より開始すると発表した。スポンサーとして日本コカ・コーラが出資している。

 Prom Queenは元ディズニーの最高経営責任者(CEO)を務めたマイケル・アイズナーが製作し、2007年4月に米国で配信を開始した学園ドラマ。これまで1500万回以上視聴されている。今回は、日本人のキャストによってリメイクされている。

 1話は本編105秒と短く、冒頭には15秒のCMが挿入される。80日間連続で配信するのも特徴。配信先はミクシィの「mixi」のほか、米ユーチューブの「YouTube日本版」、エムティーアイの「music.jp」、ISAOの「MOVIEFULL(ムービーフル)」、光文社の「JJ☆NET」、NECビッグローブの「BIGLOBEストリーム」など。スポンサー料は視聴回数に応じて各サイトに分配される仕組みだ。

 mixiでは他サイトより12時間先行して毎日0時から配信。13人の出演者が役名で日記を執筆するなど、SNS内でのクチコミ効果も狙う。

 ストーリーと連動したEC(電子商取引)も展開する。mixi上に開設される特設サイトでは視聴画面の下に、登場するキャストが身につけている服や小物、バッグなどがストーリーの進行とともに表示され、ISAOが運営するECサイト「JJmode」の商品購入ページとリンクが張られる。

 ライツエンタテインメント最高執行責任者(COO)のマーティン・ロバーツ氏は今回のプロジェクトについて、「広告宣伝費をまったくかけず少ない予算で動画配信ビジネスを成功させるビジネススキーム」と説明。「スポンサー料は明かせないが、総制作費は約4000万円」であることを明かした。