VoIPサービス・プロバイダの米Jaxtrは米国時間2008年4月16日,世界38カ国の携帯電話に向けて送信できる無料のテキスト・メッセージ・サービス(SMS)の提供開始を発表した。jaxtrの登録ユーザーではない相手にもメッセージを送ることが可能。

 jaxtrでは,ユーザー登録や基本料金が不要で,SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)サイトを介してメンバー同士が自身の携帯電話を使って会話できる。自分の電話番号を通知する必要がなく,海外の携帯電話についても国際携帯電話料金が発生しない。2007年3月のサービス開始以来,現在までの登録ユーザー数は世界220カ国で1000万人を超えているという。

 同社のSNSサービスはすべての登録ユーザーが利用できる。受信者が未登録の場合は,即時にユーザー登録することでJaxtr経由の返信が可能になる。ちなみに米Research and Marketsの調査によれば,現在米国内から海外へのSMS送信は1件あたり20~25セントかかる。

 英メディア(Reuters)の報道によれば,jaxtrはテキスト・メッセージに掲載される広告,およびサービス利用者のSNSサイト訪問回数が増加することによる広告収益の拡大を見込んでいる。

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