インドのInfosys Technologiesは,2008会計年度第4四半期(2008年1~3月)と通期(2007年4月~2008年3月)の決算を現地時間2008年4月15日に発表した。第4四半期の連結売上高は11億4200万ドルで,前年同期の8億6300万ドルに比べ32.3%増加した。
純利益は3億1100万ドルで,前年同期の2億5900万ドルから増益。米国預託株式(ADS)形式による1株当たり利益は55セント。前年同期の46セントから19.6%増だった。
Infosysおよび同社の子会社が第4四半期に獲得した新規顧客は40社。当期の純増従業員数は2586人で,3月31日時点の総従業員数は9万1187人となった。
通期の連結売上高は41億7600万ドルで,前年の30億9000万ドルに対し35%増収した。純利益は11億5500万ドル(前年度は8億5000万ドル),ADS形式による1株当たり利益は2.03ドル(同1.53ドル)だった。
またInfosysは,2009会計年度第1四半期(2008年4~6月)と通期(2008年4月~2009年3月)の見通しも明らかにした。第1四半期では,連結売上高が11億4200万~11億4500万ドルの範囲(前年同期比23.1~23.4%増),ADS形式による1株当たり利益を0.52ドル(同18.2%増)を見込む。
通期では,連結売上高が49億7000万~50億5000万ドルの範囲(前年同期比19~21%増),ADS形式による1株当たり利益を2.31~2.35ドル(同16.7~18.7%増)を見込む。
InfosysのCEO(最高経営責任者)兼経営ディレクタであるS. Gopalakrishnan氏は,「コンサルティング/ソリューション・サービスを含む我が社のグローバル提供モデル(Global Delivery Model)は,IT予算の効率化を求める顧客企業にとって最適なプラットフォームを提供する。短期的には不透明な世界経済の影響を受けるが,中・長期的には大きく成長できるだろう」と述べた。
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