ウィルコムは2008年4月14日、シャープ製のUltra-Mobile PC(UMPC)「D4(WS016SH)」を6月中旬に発売すると発表した(図1)。5型液晶ディスプレイで重さは470g。小型のきょう体ながら、Windows Vistaをプリインストールし、一般のパソコンと同じWindowsアプリケーションを動作可能としている。価格は、ウィルコムの端末価格割引サービス「W-VALUE」適用時の実質負担額で9万200円、W-VALUE非適用の通常価格で12万8600円(いずれも新規契約の場合)。

図1 シャープが製造しウィルコムが販売するUMPC「D4(WS016SH)」

 CPUに、米インテルが2008年3月に発表したばかりのUMPC向けCPUである「Atom」を採用。これにより、消費電力をこれまでのUMPCより抑えつつ、パソコン用アプリを動かすための性能を確保した。ウィルコムによると、AtomとVistaの両方を採用したUMPCは世界初という(図2)。

図2 Windows Vistaと新CPU「Atom」のロゴが張られている