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楽天カレンダーのトップページ
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 楽天は2008年4月14日、新商品の発売情報などを1クリックで自分の予定に追加できるサービス「楽天カレンダー」を開始したと発表した。楽天グループのサービスと連携させることでユーザーの利便性を高めると同時に、楽天市場などのサービス利用頻度向上を図る。将来的には、楽天市場出店者のマーケティングツールとしても活用できるようにする。

 楽天カレンダーはインターネット上で利用できるカレンダーサービス。利用登録をすると、自分だけが閲覧可能な「プライベートカレンダー」と、一般公開する「みんなのカレンダー」の2つのカレンダーが作成される。今後、公開範囲を指定できる「グループカレンダー」を提供し、特定のアーティストのファン同士だけでコンサートの日程を共有するといったことができるようにする予定。

 自分で予定を入力する通常のカレンダーサービスの利用方法以外に、ほかのユーザーが楽天カレンダー用に作成したイベント(予定)を公開している場合は、そのページにある「Myカレンダーに追加する」ボタンをクリックするだけで、カレンダーに予定を追加できる。

「個人の予定管理は手帳でニーズが満たされている。1クリックで予定を追加できる、ほかの人と情報を共有するなど、ネットを使うことに意義のあるサービスを目指した」(楽天コミュニティプラットフォームプロデュース部 コミュニティ・ツールプラットフォーム部門の康未典氏)という。

 サービス開始時は、楽天市場で展開しているキャンペーンの中から「母の日特集」などの20件程度をピックアップした情報、楽天の「価格ナビ」に登録されている家電製品の情報約2万件、「楽天ブックス」に登録されている、CD/DVDの新譜情報約5000件を、楽天カレンダーに登録できるイベント情報として公開する。

 今後は、楽天市場、楽天トラベルなどのサービスと連携させることで、セール情報や欲しい商品の入荷日、旅行/ホテルを予約した日程、購入した商品の配送日などが自動で予定に追加できる仕組みを目指す。楽天の出店店舗は楽天カレンダーを通じて、タイムセールやキャンペーンのスケジュールなどを公開してユーザーに情報提供したり、上得意客限定のセールス情報をグループカレンダーを通じて提供したりといった活用法ができるようになる。

 楽天カレンダーは2008年内に50万人のユーザー獲得を目指す。

■関連情報
・楽天カレンダー http://calendar.rakuten.co.jp/