コンサルとITのギャップを埋める「BABOK」日本上陸へ2008年4月11日,有志を中心に,「ビジネス・アナリシス」(Business Analysis)という職業とビジネス・アナリシスを実施する「BA(Business Analyst)」と呼ぶ職種の普及拡大を目指す非営利団体「IIBA(International Institute of Business Analysis)」の東京支部準備室が設立された。今年の秋頃には,正式にIIBA東京支部を立ち上げる予定だ。 BAとは,IIBAの定義によれば「ステークホルダー間の橋渡し役となって,ビジネス・プロセスとポリシーおよび情報システムを変更するための『要件』を引き出し,分析し,伝達し,検証する」職種である。ここで言う「要件」とは,システム要件ではなく「ビジネス要件」。経営戦略を決めるコンサルタントとシステム構築を担当するエンジニア間のギャップを埋める新しい職種と言える。 IIBAでは,ビジネス・アナリシスのための「知識体系」である「BABOK」(Business Analysis Body of Knowledge)を作成している。これは,ちょうどPMI(Project Management Institute)が作成したプロジェクトマネジメントのための知識体系「PMBOK」(Project Management Body of Knowledge)のようなものである。 BABOKでは,知識エリアとして次の6つを定義している。
1. 企業分析(Enterprise Analysis) 2006年7月にバージョン1.6が発表されており,2008年末にはバージョン2.0が発表される予定。現在は英語版しかないが,IIBA東京支部が日本語版を作成する。 PMIがPMP(Project Management Professional)資格を認定しているように,IIBAでも,2006年10月から「CBAP(Certified Business Analysis Professional)」資格の認定を開始している。IIBA東京支部では,CBAPの日本語化にも取り組む予定である。 |