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「EAツールのユーザー・インタフェースはWordが主流になる」とMSの担当者

2008/04/14
西村 崇=日経SYSTEMS
米MicrosoftのMike Walker氏
米MicrosoftのMike Walker氏
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 「EA(Enterprise Architecture)を支援するツールのユーザー・インタフェースは今後, Microsoft Office Wordが主流になる」。こう語るのは,米MicrosoftのMike Walker氏(Architecture Strategy Team,Financial Services Architecture Strategist,写真)だ。Walker氏は,同社が無償で提供するEAの支援ツール「Microsoft Enterprise Architecture Tool Kit(EATK)」の普及に携わっている。

 EATKは,EAを定義する業務標準や開発標準に関する情報を管理するソフト。論理,物理,ネットワーク,セキュリティといった様々な観点でまとめられたアーキテクチャに関するデータを整理して管理する。パターン化された業務フローやソフトウエア・コンポーネントなどの情報も管理対象にできる。Walker氏が言及しているのは,EATKを採用したときのユーザー・インタフェースのことだ。

 「仕様策定や設計を担当するエンジニアがドキュメントの作成に最も利用しているのはWord。使い慣れているソフトをユーザー・インタフェースにすることで,設計に必要な情報を取得しやすくなる」と,Microsoft Office Wordをユーザー・インタフェースにした理由を説明する。

 すでに仕様策定や設計に必要な情報の一覧を画面上の部分ウインドウで表示したり,情報を閲覧したりする機能を,Microsoft Office Word 2007に追加した。Word 2007を利用する設計担当者は,Wordの画面に表示された部分ウインドウから,EATK上のアーキテクチャに関する情報やパターンを選択して表示できるほか,表示させた情報を基に仕様書などを作成できる。

 システム開発の現場では,設計担当者がまとめた仕様書や設計書の内容を,アーキテクトがチェックしてダメ出しをすることが少なくない。あらかじめ決められた標準を,設計担当者が検索して利用できる環境を整えておくことで,「アーキテクトはダメ出しをする手間を省けるし,設計担当者もアーキテクトからの指摘を受けるうっとうしさから解放される」と,Walker氏は指摘する。

 現在公開されているEATKは英語版のみ。日本国内での普及活動は今後行う。2008年前半中に,EATKとWord 2007を組み合わせたEAツールの検証を国内で開始する予定だという。

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