NECとNECアクセステクニカは2008年4月11日,従来機種に比べ本体の容積を約60%削減したIEEE802.11b/11g対応無線LANブロードバンドルータ「AtermWR1200H」を発売した。本体のサイズは27×85×110mm。縦置き,横置きの両方に対応している。
AtermWR1200Hは「らくらく無線スタート」と呼ぶ機能を搭載する。無線LANを接続する際に必要なSSIDや暗号化キーなどの設定は,ルータ本体のボタン操作だけで行うことができる。
従来パソコンで使われることが多かった無線LANは,近年ゲーム機器にも広がっている。それにともない,ゲーム機ユーザーの間で無線LAN導入時の簡易化,セキュリティーへの配慮を求める声も拡大している。「らくらく無線スタート」機能は,そういったパソコン以外のユーザーに向けたものだ。
AtermWR1200HWindows VistaやWindows XP SP2を搭載したパソコンのほか,Wii,ニンテンドーDS,プレイステーション3,プレイステーション・ポータブルからも使用できる。
ルータ単体モデルに加え,PCカード子機単体モデル「AtermWL54GC」,USBスティックタイプの無線LAN子機「AtermWL54GU」とのセットモデルも同時に発売した(写真)。販売価格はオープン。販売目標台数これらのモデル合計で月間2万台。