米Googleは,同社の企業向け製品に対応したサード・パーティー開発による各種アプリケーションのマーケットプレイス「Google Solutions Marketplace」を立ち上げた。米国時間2008年4月9日に企業向け事業の公式ブログで発表したもの。当初は,同社のオンライン・アプリケーション・サービス「Google Apps」などと連携する企業向け製品およびサービスを対象にする。

 同社はこれまで,パートナ事業者や開発者の製品およびサービスを顧客に紹介するサイト「Enterprise Solutions Gallery」を設置していたが,Google Solutions Marketplaceは企業がいっそう手軽に希望のアプリケーションを見つけ,調達することが可能という。

 同マーケットプレイスでは,企業がニーズに合ったアプリケーションを検索し,閲覧できるほか,格付けする機能も備える。購入の際に,他のユーザーのレビューを参考に検討できる。一方,事業者および開発者は,豊富な情報の製品リストとプロフィールを作成して掲載し,新規顧客の獲得につなげられる。Googleアカウントを所有していればリストの投稿は無料だが,対象はGoogle APIあるいはGoogleサービスの機能を組み込んだ製品に限られる。

 ちなみに同様のマーケットプレイスとしては,米Salesforce.comがオンデマンド・アプリケーション共有サービス「AppExchange」を展開しているが,Google Solutions MarketplaceはAppExchangeと異なり,ホスティングは行わない(CNET News.com)。

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