ノルウェーのOpera Softwareは現地時間2008年4月10日,米Googleの携帯電話機向けソフトウエア・プラットフォーム「Android」で利用可能なWebブラウザ「Opera Mini for Android」の技術プレビュー版を公開した。OperaのWebサイトから無償でダウンロードできる。

 OperaはAndroid移植版という新たなOpera Miniを作らず,Opera MiniのコールするJava ME APIをAndroid APIに変換するツール「MicroEmulator」を使い,Androidに対応させた。

 なお,Android搭載デバイスは展示会で試作機がデモンストレーションされただけで,まだ出回っていない(関連記事:[携帯電話の開発プラットフォーム]“動く”Android端末が多数登場Google,MWC2008でAndroid端末の試作機をデモ)。現時点でAndroid用Opera Miniを使うには,Googleのソフトウエア開発キット(SDK)「Android SDK」に含まれるエミュレータが必要となる(関連記事:Googleが「Android SDK」新版を公開,アニメ対応追加や音声ファイル対応拡充)。

 Operaによると,実際のハードウエアで動かしたOpera Miniの速度は予測できないという。

[発表資料へ]