インターネットイニシアティブ(IIJ)の子会社、ネットチャートは、2008年4月10日、企業からサーバーなどのIT機器を回収し、産業廃棄物として処分するサービス「IT-Disposal Total service」を開始した。

 パソコンはメーカーが機器を回収し、廃棄処分することが法律によって義務付けられている。しかし、パソコン以外のサーバーやルーターなどのIT機器については、法規制の対象外となっている。また、現在廃棄されるパソコンの大半は、法規制前に製造されたものであり、処分方法に困るユーザーも多い。

 同サービスはそれらの法規制対象外の機器にも対応する。また、ハードディスクを顧客が指定した場所で物理的に破壊したり、廃棄物が適切に処理されたかを確認するマニフェスト、廃棄した機器のシリアル番号や資産管理番号などを添付した廃棄証明明細書を発行したりするなど、情報セキュリティや個人情報保護の対策サービスも用意した。
 
 価格は個別対応。目安として、デスクトップパソコン1台の処分を依頼した場合、3000円から。サービス提供エリアは、現在は東京都と神奈川県の一部で、順次拡大予定だという。