広告効率評価チャートのイメージ図(エステ系クライアントの場合)
広告効率評価チャートのイメージ図(エステ系クライアントの場合)
[画像のクリックで拡大表示]


 サイバーエージェント子会社のマイクロアド(東京都渋谷区)は2008年4月9日、広告主のサイトで成約したユーザーの行動を分析することで、成約に至る可能性が高いユーザーをターゲットに広告を配信する「MicroAd TRF」の販売を開始した。

 MicroAd TRFは同社のリターゲティング広告「Microad Retargeting」を導入している広告主向けオプションサービス。まず、広告主サイトの成約ユーザーのデータを蓄積し、マイクロアドが構築するアドネットワークにおける過去の行動履歴を分析する。閲覧、回遊したコンテンツを特定したうえで、その文脈を解析。「クラスター」と呼ぶ複数のカテゴリーに分類したうえで、マイクロアドがクリックやコンバージョンなどのデータを基に、クラスターごとに獲得効率と誘導効率を評価してチャート図を作成する。広告主はチャート図から費用対効果や獲得数などを鑑みながらクラスターを選び、広告配信プランを決定する仕組みだ。オプションサービスは有料で別途、見積もりとなっている。

 同社のMicroad Retargetingを導入している企業は約200社。MicroAd TRFでは今年度中に100社の導入を目指すという。