写真1●「MySQL Enterprise Monitor」の画面例
写真1●「MySQL Enterprise Monitor」の画面例
[画像のクリックで拡大表示]
写真2●末次朝彦 代表取締役社長
写真2●末次朝彦 代表取締役社長
[画像のクリックで拡大表示]

 サン・マイクロシステムズとMySQLは4月9日、DBMS「MySQL Enterprise」の日本語による製品サポートおよびナレッジベースの提供を開始した。同時に、監視ツール「MySQL Enterprise Monitor」日本語版の提供も始めた。

 MySQL Enterpriseの契約者から、日本語による問い合わせを受け付ける。対応時間は、月曜日から金曜日の9:00から17:00。それ以外の時間帯は、従来どおり英語によるサポートを提供。問い合わせ方法は電話やサポートWeb、メールなどがあり、契約レベルに応じて利用できるものが異なる。

 「MySQL Enterprise Monitor」はMySQL Enterpriseに含まれる監視ツール(写真1)。複数のMySQL環境で、サーバーの死活やCPUの使用率、実行されたSQL文などを一括監視できる。アドバイザリー機能を備え、「“テーブルスキャンの多発”といったログからつかんだ事象に対して、対処プロセスなどが示される」(MySQLの梶山隆輔 テクニカルエバンジェリスト)。

 この5月には、サン・マイクロシステムズの販売チャネルでもMySQLの販売を開始する予定。米Sun Microsystemsは2008年2月にMySQL ABを統合、現在はソフトウエア部門内のビジネスユニットとしている。サン・マイクロシステムズの末次朝彦 代表取締役社長は、「従来、1日当たり5万件だったMySQLのダウンロードが、両社の統合後は6万件に伸びた」と、シナジー効果の一端を披露した(写真2)。