Final Cut Serverの画面
Final Cut Serverの画面
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 米Appleは米国時間2008年4月8日,メディア資産管理とワークフローの自動化が可能なソフトウエア「Final Cut Server」の提供を開始した。同ソフトは2007年4月に発表され,2007年夏にリリース予定だったが,出荷が遅れていた。価格は1サーバー/10クライアントが999ドル,1サーバー/クライアント無制限が1999ドル。

 大量のコンテンツを自動的にカタログ化し,サムネール,低解像度のクリップなどを生成する。複数のディスクやSANを対象に検索できるほか,キーワードにIPTC,XMP,XMLベースのメタデータを組み合わせるなど,柔軟な検索を行える。また,クロスプラットフォーム対応により,MacとPCのいずれからでも閲覧,注釈の追加,承認が可能。

 また拡張性があり,各種規模のワークグループに対応できる。ユーザーのアクセス認証を細かく設定し,メディア資産もしくはプロジェクト単位でアクセス制御を行える。

 イベント・ベースの対応モデルが,作業状況の監視やメディアの変更を管理し,レビューや承認の通知,複雑な一連のタスクなどを自動化する。「Final Cut Studio」ともシームレスな連携が可能。またコード変換ツール「Compressor 3」を搭載しており,DVD,テレビ番組,インターネット,「Apple TV」,「iPod」,「iPhone」など,各メディアに最適なフォーマットに変換できる。

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