写真●キヤノンITソリューションズのスパム対策アプライアンス「SpamChecker」
写真●キヤノンITソリューションズのスパム対策アプライアンス「SpamChecker」
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 キヤノンITソリューションズは,メール・サーバーを持たない中小企業などに適するスパム対策アプライアンス「SpamChecker」を,2008年4月14日に販売開始する。価格は,50ユーザーまでの場合に25万円(税別),次年度以降の保守料が年額10万円(税別)。100ユーザーまでの場合に35万円(税別),次年度以降の保守料が年額14万円(税別)。開発会社はオーストラリアのNetBox Blue。

 SpamCheckerは,アクセス透過型のPOPプロキシ・サーバーとして動作するスパム対策アプライアンス。メール・クライアントからPOP3サーバー(メール格納サーバー)へのアクセスを代行するPOP3プロキシとして,スパム対策機能を提供する。特徴は,アクセス透過型で動作する点である。POP3のアクセス経路上にインライン設置することにより,メール・ソフトのPOP3サーバー設定を変えることなく運用できる。このため,社外のデータ・センターにPOP3サーバーを置いている中小企業などに特に都合が良い。

 スパム検知の方法は,キヤノンITソリューションズによれば,URLブラックリスト検査,件名検査,イメージスパム検査,不正画像検査の4つである。

 ハードウエア仕様は以下の通り。50ユーザー向けも100ユーザー向けもハードウエアは同一である。CPUの動作周波数は1.5GHz,メモリーは1Gバイト,ディスクは80Gバイト,ネットワーク機能は100BASE-TX/10BASE-T×2個。外形寸法は幅65×高さ266×奥行210ミリ・メートルで,重さは2.27キロ・グラム。消費電力は60ワット。