都内の信用金庫で構成する東京都信用金庫協会は、電子マネー「nanaco」の利用拡大に向けて、セブン&アイ・ホールディングスと協力体制を敷いた。

 nanacoは現在、セブン-イレブン、イトーヨーカドー・エスパ、デニーズなど、セブン&アイ内外の加盟店約1万8600店で利用可能。携帯電話を介して利用する「nanacoモバイル」と、店頭で発行される「nanacoカード」があり、コンビニやセブン銀行ATMでチャージできる。

 今後、信用金庫の取引先である地元商店街などにnanacoの読取端末機の設置を促進する。nanacoを導入することで、利便性を高め、集客力の向上と売上げの拡大を図る。現在、複数の商店街とnanaco加盟に関して交渉中という。なお、同協会に支払われる決済手数料の一部は地域活性化の一環として、お祭りなどの事業に寄付される。

■関連情報
・セブン&アイ・ホールディングスのWebサイト http://www.7andi.com/