米Appleは米国時間2008年4月3日,同社のデジタル・コンテンツ配信サービス「iTunes Store」が,米国の音楽小売り販売において米Wal-Martを抜いて首位に立ったと発表した。

 同社が引用した米NPD Groupの調査結果によれば,2008年1~2月に米国で販売された楽曲数(CD1枚は12曲で換算)では,iTunes Storeが最も多かったという。

 iTunes Storeは,昨年7月に音楽ダウンロード販売が30億曲を突破し,その時点で音楽小売り分野で全米3位につけていた(関連記事:「iTunes Store」の楽曲ダウンロード販売が30億曲を突破)。

 Appleによると,iTunes Storeは現在,600万曲の音楽カタログを保有し,ユーザーは5000万人にのぼる。これまで40億曲を販売している。

 ちなみに,米メディア(Ars Technica)は,入手したApple従業員あての電子メールの内容を報じており,2008年1月における米国音楽販売市場(NPD Group調査)で,Appleのシェアは19%,Wal-Martは15%,米Best Buyが13%となっている。

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■変更履歴
本文最終段落で引用した米メディアの名称が「CNET News.com」などとなっていましたが,正しくは「Ars Technica」でした。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2008/04/04 14:35]