写真1 中国レノボの「IDEAPAD U8」
写真1 中国レノボの「IDEAPAD U8」
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写真2 IDEAPAD U8の裏側はカラフルな模様が描かれている
写真2 IDEAPAD U8の裏側はカラフルな模様が描かれている
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写真3 台湾アスーステック・コンピューターの「R50A UMPC」
写真3 台湾アスーステック・コンピューターの「R50A UMPC」
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写真4 中国アイゴーのスライド式キーボードを搭載したMID
写真4 中国アイゴーのスライド式キーボードを搭載したMID
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写真5 韓国ハンビットの携帯端末
写真5 韓国ハンビットの携帯端末
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写真6 クラリオンのCentrino Atom対応機
写真6 クラリオンのCentrino Atom対応機
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 2008年4月2日の基調講演で幾度となく話題に上った新CPU「Atom」搭載機が、インテルの開発者会議「Intel Developer Forum 上海」の会場をにぎわした。Atom搭載のMID(Mobile Internet Device)やUMPC(Ultra Mobile PC)が数多く展示されたのだ。

 ここではその中から主なものを紹介していこう。

 中国レノボの「IDEAPAD U8」は、携帯ゲーム機のようなスマートなデザインが目を引く(写真1)。裏側はカラフルなデザインで、赤やオレンジなどの線とともに、北京五輪のマークが描かれている(写真2)。画面はタッチパッドで、iPhoneのように直感的にアイコンを操作できる。携帯電話のような小型カメラを搭載。本体上部に、SDカードスロットやUSB端子を備える。

 台湾アスーステック・コンピューターの「R50A UMPC」も携帯ゲーム機のような形状(写真3)。プリインストールされていたOSはWindows Vista Home Premium。ただ残念ながら、デモ機ではウインドウの透明化機能Aeroはオフになっていた。画面の裏側にカメラを搭載している。

 中国アイゴーが展示したMIDは、スライド式キーボードを搭載(写真4)。OSにLinuxを採用。実機には、インテルが提唱する小型機向けのプラットフォーム「Centrino Atom」のシールが張られている。無線LANのほか、Bluetooth、携帯電話の通信機能も搭載可能。4G~8GBのSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)を搭載している。

 韓国ハンビットは、画面の左右に文字キーが並んでいるユニークなデザインの携帯端末を展示(写真5)。

 国内メーカーでは、クラリオンがカーナビのようなCentrino Atom対応機を展示していたほか、松下電器産業が落としても壊れにくいTOUGHBOOKのAtom搭載モデル、富士通が回転式ディスプレイの小型ノートを展示した。