自由に張って共有できる、オンラインの付箋サービス「lino」登場インフォテリア・オンラインは2008年4月2日、オンラインの付箋サービス「lino(リノ)」のベータ版を発表した。文字や写真を入れた付箋を自由に張り付け、他人と共有できるサービスだ。日本と米国において、同日より無償で公開する。 linoは、Ajaxを採用して開発したWebアプリケーション。ログインすると、自分だけのキャンバスを作成できる。ここに、さまざまな情報を書き込んだ付箋を張り付けていく。ちょっとしたアイデアを書いたり、期限を設定してその日までに済まさなければならない仕事をメモしておいたりといった使い方ができる。文字以外に、写真も張り付けられる。あるWebページの一部をコピーして付箋を呼び出し、ページ内の画像と共に張っておくことも可能だ。 張り付けた付箋は、マウス操作でドラッグ・アンド・ドロップが可能。付箋にキーワード(「タグ」と呼ぶ)を付けておき、同じタグを持つ付箋だけをハイライト表示したり、同じ期限が設定された付箋だけを集めたりもできる。不要になった付箋は、紙の付箋をはがして捨てるように取り除ける。 付箋の内容を他人に知らせることができるように、付箋を送る機能を用意している。キャンバスを公開して複数人で付箋を共有することも可能だ。 パソコンのブラウザーからでなく、携帯電話やメールでも付箋を張れる。新たな付箋が張られるとメールで通知したり、RSSリーダーを使って最新情報を取得したりできる。インターネット経由でスケジュールを交換し合うための規格「iCalendar」に対応しているため、日付が設定された付箋を「Outlook」などのスケジュール管理ソフトで読み込み、管理する機能もある。 linoはアイデア次第で、さまざまな使い方ができる。自分の備忘録として使ってもよいし、部内の伝言メモにもなる。イベントやパーティで撮影した写真を皆が一つのキャンバスに張る、ある企画のアイデアを皆で出し合うなどの使い方も考えられる。自由に動かせるという付箋の利点を生かして、市場分析をしたり、座席表を作ったりといった使い方をしてもよい。個人だけでなく、企業の部門などで活用する手もありそうだ。
ブランド力向上を狙い個人向けにも注力このサービスを公開したインフォテリア・オンラインは、XML専業のソフトウエアベンダーとして知られるインフォテリアが2007年10月に設立した子会社。インフォテリアは「SaaS(Software as a Service)はXMLに匹敵する確固たるムーブメント」(インフォテリアの平野洋一郎社長)と考えており、SaaS専門のベンダーとしてインフォテリア・オンラインを立ち上げた。同社は既に企業向けにオンラインの表計算ソフト「OnSheet」などを有償で提供しているが、ブランド力向上を狙って個人向けのサービスも順次拡充する。linoは、その第一弾だ。 2008年度には、企業向けに最低でも2つの新規サービスをベータ版または正式版として公開予定。同時に、同社サービスを企業向けにカスタマイズして提供するパートナーを募っていくという。英語圏をターゲットとした海外市場にも積極的に進出していく計画だ。
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