米インテルは2008年4月2~3日に中国・上海で開催する「Intel Developer Forum(IDF)」において、最新技術や製品を紹介するTechnology Showcaseを開設する。開催前日の4月1日に、この会場を報道向けに事前公開した。
会場では、今回のIDFで詳細が明らかになる予定の次世代CPU「Nehalem(ネハレム、開発コード名)」のダイを公開。Nehalemは2~8コアで構成され、各CPUコアが2つのスレッドを効率良く実行できる。
8スレッド実行の効果を示すためのデモも披露。「Smoke」という開発コード名で呼ばれているゲームのデモでは、2スレッドから4スレッド、8スレッドとスレッドの数を増やすことで、炎などの映像表現が豊かになり、1秒当たりの画面表示数(FPS:frame per second)が増える様子を紹介した。
「Diamondville」の開発コード名で呼ばれていた、低価格PC向けCPUであるAtom搭載のマザーボード「D945GCLF」も展示。D945GCLFは、Atomをオンボードで搭載している。チップセットはIntel 945GCで、DDR2-667/533対応のメモリースロットを備える。マザーボードのサイズは17.15×17.15cmと小型。このマザーボードを組み込んだPCも展示した。
このほか、「Classmate PC」と呼ばれている低価格ノートPCのデモも披露した。