写真1 IDFで公開された、Atomを搭載するネットブック製品群。写真左端がASUSのEee PC
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写真2 Atom搭載クラスメイトPC
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写真3 Atom搭載と見られるEee PC
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写真4 Eee PCのシステム情報では、CPUタイプがIntel Mobile Processor、Motherboard versionが x.xxとされている。Atom搭載を正式に表明するのはこれからとなる
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写真5 MSI製と言われるネットブック。ロゴ表示はどこにも見あたらない
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写真6 Thinnoブランドのネットブック
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写真7 インテル純正のAtom搭載miniITXマザーボード「D945GCLF」
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写真8 スリムタイプのネットトップにWindows Vistaを搭載。そのパフォーマンスは、なかなかのものだ
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写真9 スリムタワー型のネットトップ
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写真10 別会場に展示された台湾AOpenのAtom搭載ネットトップ
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写真11 ネットトップのデバイスマネージャからは、1.6GHzのAtomが2基あるように見えるのは、デスクトップ版AtomではHyper-Threadingテクノロジーを使っているから
写真11 ネットトップのデバイスマネージャからは、1.6GHzのAtomが2基あるように見えるのは、デスクトップ版AtomではHyper-Threadingテクノロジーを使っているから
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 米インテルは2008年4月2~3日、プロセッサーの新技術などを披露する開発者会議「Intel Developer Forum(IDF)」を中国・上海で開催する。開催前日の4月1日、報道向け説明会を開催し、会期中に展示、説明する予定の製品などを事前公開した(写真1)。

 今回のメーントピックスの1つはモバイル製品だ。特にインテルは「Atom」(アトム)プロセッサーを搭載しインターネット用途に特化した低価格ノートブックパソコンの「Netbook(ネットブック)」や、同デスクトップパソコンの「Nettop(ネットトップ)」の開発に力を入れている。IDF期間中には、台湾ASUSTeK Computerが開発している「Eee PC」のAtom搭載製品も正式発表となる模様だ。インテルが新興市場向けに開発した「クラスメイトPC」(写真2)など、Atomを搭載するネットブックやネットトップは、今年6月ごろから市場に投入される予定だ。

 ネットブック製品群では、Eee PCの7インチモデルが「Atom搭載モデル」として展示されていた(写真3、4)。また、メーカー名は公開されていなかったが、関係者によると「MSI(台湾Micro-Star International)製」とされているネットブック(写真5)や、Thinnoブランドの10インチLCDとExpressCardスロットを装備した高機能なモデル(写真6)も展示されていた。

 ネットトップ製品では、インテル製のAtom搭載miniITXマザーボード「D945GCLF」(写真7)を搭載した省スペース型ネットトップが3製品公開されていた。いずれの展示もディスプレイには17インチ液晶が使用されていた。右の写真を見るとそのコンパクトさが分かる(写真8、9、10)。

 ネットトップに搭載されるAtomでは、Hyper-Threadingテクノロジーによって同時に2つのデータ処理を可能にしており、より高い性能を実現している(写真11)。Windows Vistaを搭載したモデルもあり、2世代前のチップセットとなるIntel 945がベースながら、現行の低価格デスクトップパソコンに迫るパフォーマンスを発揮できることも強調していた。