ニイウスコーは2008年3月30日、08年6月期の半期報告書を法定提出期限である同月31日までに提出できない見込みであることを発表した。これを受け、東京証券取引所は二部上場のニイウスコー株を3月30日から監理銘柄(確認中)に指定したと発表した。

 同社は提出遅延の理由を「関連数値の最終確定と事務処理上の技術的問題への対処に時間を要するため」としている。半期報告書の提出が、法定提出期限である中間期末後3カ月から1カ月以上遅れた場合、東証の上場廃止基準に抵触する。そのため、ニイウスコーは08年4月下旬までの提出を目指す。

 ニイウスコーは08年2月14日、「過去に不適切な取引が行われた可能性がある」として中間決算発表を延期した(関連記事)。現在は調査委員会を発足し、監査法人とともに事実関係を調査している。4月下旬には調査結果を発表する予定という。