図1 「インターネットセキュリティに関する自衛策の認知と実行」に関する調査結果(NTTアドの情報、以下同じ)
図1 「インターネットセキュリティに関する自衛策の認知と実行」に関する調査結果(NTTアドの情報、以下同じ)
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図2 「インターネットセキュリティのための支出金額」に関する調査結果
図2 「インターネットセキュリティのための支出金額」に関する調査結果
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図3 「ウイルス被害」に関するの調査結果
図3 「ウイルス被害」に関するの調査結果
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 NTTアドは2008年3月31日、インターネットユーザーを対象に実施したセキュリティに関するアンケートの結果を発表した。それによると、「セキュリティにはお金をかけていない」としたユーザーがおよそ3割だったという。

 今回のアンケートは、首都圏在住20代から40代のインターネットユーザーを対象に、Web上で実施した。有効回答数は309、実施期間は2008年3月1日と3月2日。

 セキュリティ対策の認知と実施状況に関するアンケートでは、「不審なメールを開封しない」ことを対策として認知している回答者が97.1%、実施しているのが89.0%だった(図1)。

 一方で、「不審なソフトをむやみにダウンロードしない」という対策については、82.8%のユーザーが認知しているものの、実施しているのは65.7%で、それほど多くはなかった。同じように、「市販のウイルス対策ソフトを購入してインストールする」ことを対策として認知しているユーザーは82.8%だったが、実施率については62.1%だった。

 「インターネットセキュリティのための支出金額」に関する設問では、回答者の29.8%が、過去1年間はセキュリティに関してお金を使っていないと回答(図2)。「今後1年間にいくら使うか(使ってもよいか)」との問いには、25.2%がゼロ(無料)と答えた。

 また、コンピューターウイルスに関する設問では、52.4%のユーザーが「被害に遭った」と回答(図3)。「被害に遭った」と答えたユーザーのうち、50%が「ウイルス添付メールを受け取ったことがある」、35.2%が「パソコンの動きが遅くなった、ソフトが使えなくなった」、26.5%が「広告が勝手に表示された」と回答した(複数回答)。