KDDIは2008年3月28日、SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)形式で提供するサービスの第1弾「KDDI Business Outlook」を4月25日に開始すると発表した。KDDIが運用するExchange ServerとSharePoint Servicesを、パソコン上のOutlook 2007とauの携帯電話から利用できる。月額料金は1人当たり980円。

 KDDI Business Outlookは、KDDIが推進するSaaS戦略の最初のサービス。KDDIがサーバーを運用。ユーザーは、自社でサーバーを構築することなく、ソフトウエアをネットワーク経由で利用する。ウイルス対策やスパム対策もKDDIが実施する。

 利用できるアプリケーションは、メール、スケジューラ、アドレス帳、文書共有、簡易ワークフローなど。au携帯電話のブラウザからは、メール、スケジューラ、アドレス帳が使える。現時点では、他事業者の携帯電話からは利用できない。

 ユーザーが利用できるディスク容量はメールが1Gバイト、共有フォルダが100Mバイト、簡易ワークフローなどを実現するSharePoint Servicesが300Mバイトの計1.4Gバイトである。容量を追加する場合は、100Mバイト当たり月額500円かかる。