写真●米インピンジの新ICタグ・チップ「Monza 3」を実装したICタグ
写真●米インピンジの新ICタグ・チップ「Monza 3」を実装したICタグ
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 UHF帯対応無線ICタグ製品大手の米インピンジは2008年3月27日、3世代目に当たるICタグ・チップ「Monza 3」の量産を5月に開始すると発表した。多様な商品に張り付けられるように、読み取り性能を40%、書き込み性能を2倍以上に向上させたという。一部の顧客にサンプル出荷をすでに始めている。

 新チップでは、金属や水分を含む商品に張り付けて読んだり、多数の商品が積み上げられている状態で読んだりするときに、読み取り率を向上できるとしている。通常の遠距離通信(ファー・フィールド)と、水中などでも読み書きできる近距離通信(ニア・フィールド)の両方に対応する。通信プロトコルは、EPCグローバルの標準規格「Gen 2」に準拠する。