イー・モバイルは2008年3月27日、3月28日から開始する電話サービスにおいて20歳未満の加入者に対し、原則フィルタリングサービス加入を適用すると発表した。開始時期は4月下旬を予定している。

 対象となるのは同社が販売する携帯電話機「EMONSTER(S11HT)」「H11T」。フィルタリングにはネットスター(東京都渋谷区)がWebサイト/ケータイサイトをカテゴリーに分類してリスト化している「URLリスト」を採用する。不法、主張、アダルト、セキュリティ、ギャンブル、出会い、グロテスク、オカルト、コミュニケーション、ライフスタイル、宗教、政治活動・政党、成人嗜好のカテゴリーを対象にアクセスを遮断。

 契約時に親権者などの意思表示がない場合は、原則適用する。開始前に加入した20歳未満のユーザーに対しては別途案内して、順次フィルタリングサービスを適用していくという。

 フィルタリングの対象は、イー・モバイルのインターネット接続サービス「EMnet」経由で接続したパソコン向けWebサイト、ケータイサイト。EMONSTER(S11HT)のWindows Mobile用ブラウザー経由で接続した場合は、フィルタリング対象にはならない。

 イー・モバイルの採用により、ネットスターのURLリストを採用する携帯電話事業者はNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルを含め4社になった。