各種Webサイトやソーシャル・サービスを統合できるアグリゲーション・サービス「FriendFeed」の開発者,Bret Taylor氏は米国時間2008年3月25日,FriendFeedの機能を外部サイトやアプリケーションから利用するためのAPI「FriendFeed API」を公開したと発表した。米GoogleのWebサイトで仕様書Python/PHPによるクライアント・ライブラリを提供している。

 FriendFeedは,さまざまなWebサイトやブログ,コンテンツ共有サイトなどから家族や友人の更新情報を集め,コミュニケーションのきっかけに使えるサービス。ブログ記事や写真,ビデオ,音楽などの話題を共有し,意見の交換などが行える。例えば,友人がビデオ共有サイトYouTubeであるビデオをお気に入りとして登録すると,そのビデオのサムネイル画像付きフィードが配信され,手間をかけずに最新情報を入手できる。フィードの内容は,Googleのパーソナライズド・ホームページ「iGoogle」や任意のフィード・リーダーでも閲覧可能。

 FriendFeed APIを利用することで,FriendFeedの機能を拡張したり,ほかのアプリケーションからFriendFeedにアクセスしたりできるようになる。具体的には,携帯電話機向けFriendFeedブラウザやブログ用ウィジェットといった応用が考えられる。

 FriendFeedは,Googleで「Google Maps」などの開発にかかわったTaylor氏とJim Norris氏などが立ち上げたサービス。運営にはGoogleの元社員が多く参加している。

 現在Amazon.comFlickrGmail/Google TalkGoogle ReaderLast.fmLinkedInTwitterYouTubeなどに対応している。ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)Facebookとの連携も可能。

[Taylor氏のブログ投稿記事]