アイベクスは,Windows Server 2003に対するユーザー操作をログとして記録するソフト「IVEX Meta Logger for Server」を,2008年3月26日に販売開始した。内部統制に役立つ。開発会社はアイベクスで,直販経路を除くと事実上1社となる主な販売会社はネットワールド。価格はオープンだが,アイベクスによる参考価格は,最小構成のサーバー5台で25万円前後。

 IVEX Meta Logger for Serverは,米MicrosoftのサーバーOSであるWindows Server 2003環境において,いつ誰が何をしたのかというユーザー操作ログを記録するソフトである。同社の既存のログ記録ソフトの技術を,Windows Server 2003用としたもの。こうした既存のログ記録ソフトには,Citrix XenApp(旧Presentation Server)向けの「Meta Logger」やWindowsクライアント向けの「Meta Logger for Desktop」がある。

 同社によれば,一般にサーバーOS向けのログ記録ソフトは珍しく,多くの場合はOS標準のイベント・ログをそのまま使うしかなかったという。このため,ユーザーごとのアプリケーション操作といった細かいログを記録することが難しかった。これに対してIVEX Meta Logger for Serverでは,シンクライアント向けやデスクトップ向けのログ記録と同様のユーザー操作ログを,サーバーOSであっても取得できる。

 ログの保存先としては,既存のMeta Logger関連製品と同様に,別途用意したMicrosoft SQL Serverに格納する。