米Intelは米国時間2008年3月25日,サーバーとワークステーション向けクアッドコア・プロセサ「Xeon L5400」シリーズの新モデル「L5420」と「同L5410」を発表した。両モデルは45ナノメータ(nm)技術で製造されたもの。同社の前世代のクアッドコア・プロセサよりも処理速度が約25%高速化し,キャッシュ・サイズは50%大きくなった。

 今回発表したクアッドコア・プロセサの動作周波数は,L5420が2.50GHz,L5410が2.33GHz。1コア当たりの消費電力は12.5Wで1プロセサ当たりの消費電力は50Wとなる。12Mバイトの2次キャッシュと1333MHzのフロント・サイド・バス(FSB)を備える。

 Intelは2008年第2四半期に,消費電力40Wで動作周波数3GHz,2次キャッシュ6Mバイト,FSBが1333MHzの低電圧デュアルコア・プロセサを出荷する予定を明らかにした。また,既存の組み込み機器市場向けクアッドコアXeon 5400シリーズを拡張し,7年間のライフサイクル・サポート付きの「Xeon L5410」の提供を計画している。

 Xeon L5420の価格は,1000個ロット時の単価が380ドル。L5410は同320ドルとなっている。

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