富士通は2008年3月末でSPARC/Solarisベースのサーバー「PRIMEPOWER」の生産を終える。今後、富士通が提供するUNIXサーバーは米サン・マイクロシステムズと共同で開発している「SPARC Enterprise」のみとなる。

 07年4月に発売したSPARC Enterpriseは「Solaris 10」以降のバージョンにしか対応しておらず、「アプリケーションの互換性などを理由にそれ以前のバージョンを使用しているユーザーにはPRIMEPOWERを提供してきた」(富士通広報)。
 
 だが、「08年1月~3月期は初めてPRIMEPOWERの出荷台数をSPARC Enterpriseの出荷台数が上回る見込みになり、今後も一定期間PRIMEPOWERを使い続ける予定のユーザーに対して十分なサポートができるだけの在庫を確保できた」(同)ため、今回生産の終了を決めたという。