専用サーバー・サービスを手がけるリンクと3Dインターネット事業を手がけるSUNは、米Linden Labの仮想世界サービス「Second Life(セカンドライフ)」内で実際の携帯電話を使って通話できるサービス「アバターケータイ(仮称)」を2008年5月から始めると発表した。

 リンクが2007年1月から提供しているクリックトゥコール・サービス「BIZTELウェブ電話」の技術を使うサービス。専用サーバーが、電話をかけるユーザーと受けるユーザーの携帯電話に発信し、双方をつなぐという仕組み。

 サービスの利用者には「050」で始まる電話番号が発行され、自分の携帯電話番号を相手に知らせる必要はない。取得した050番号を相手に知らせることで着信でき、同様にしてセカンドライフ内から相手の050番号に電話をかけられる。この仕組みのため、着信はセカンドライフにログインしてなくても可能となる。なお着信時は「セカンドライフからの電話です」というガイダンスが流れる。通話料金の決済にはセカンドライフ内の仮想通貨「リンデンドル」を利用する。

■関連情報
・リンクのWebサイト http://www.link.co.jp/
・SUNのWebサイト http://www.suninc.jp/