スペインのCodiceは現地時間2008年3月24日に,クロスプラットフォーム対応のソフトウエア構成管理(SCM:Software Configuration Management)製品「Plastic SCM 2.0」を発表した。同時に複数のソフトウエア開発作業を進める場合に,より効率的に質の高いソフトウエアを開発できるようにする。

 Plastic SCMは,地理的に離れた場所での並行開発プロジェクトを簡素化するほか,管理者と開発者がプロジェクトの進行を容易に把握できるインタフェースを提供するとしている。バージョン管理,マージ追跡,名称変更機能や,各種視覚化ツールを備える。

 新たな開発作業の追加と管理が簡単に行えるほか,数千のブランチを効率的に管理できる。また,オープンソースのデータベースFirebirdを使用しているため,SQL ServerやMySQLデータベースと容易に統合することが可能。

 Plastic SCMはWindows,Linux,Mac OSなどをサポートする。ライセンスは「Professional Edition」と「Standard Edition」の2タイプを用意し,開発者の人数に応じて提供する。オープンソース・プロジェクトの責任者および学術機関には無償で提供する。

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