インターネット上のショッピングモール「楽天市場」を運営する楽天(本社:東京都港区,社長:三木谷浩史氏)は2008年3月24日,コンシューマー向け常時接続サービス「楽天ブロードバンド ADSL10M」を同日に開始したと発表した。2007年8月に楽天グループに加わったフュージョン・コミュニケーションズ(本社:東京都千代田区,社長:島田亨氏)の子会社であるフュージョン・ネットワークサービス(本社:東京都千代田区,社長:鎌田武志氏)のISP事業を活用して提供する(発表資料)。

 新サービスはADSL(非対称デジタル加入者線)による下りが最大10Mb/s,上りが最大1Mb/sの常時接続サービスで,利用料金はISPサービス料金とNTT東西地域会社の回線使用料,モデムレンタル料込みで月額2000円(NTT東日本エリアの場合)である。利用者には,楽天グループの各種サービスで利用できる楽天スーパーポイントを毎月100ポイント(100円分)付与するため,実質的には月額1900円相当の業界最低水準の利用料で,ブロードバンド(高速大容量)サービスが利用できるという。