Core 2 Quad Q9300の入荷を知らせるパーツショップのPOP(撮影協力:T・ZONE PC DIY SHOP)。
Core 2 Quad Q9300の入荷を知らせるパーツショップのPOP(撮影協力:T・ZONE PC DIY SHOP)。
[画像のクリックで拡大表示]
デスクトップパソコン向けクアッドコアCPUの製品パッケージ。
デスクトップパソコン向けクアッドコアCPUの製品パッケージ。
[画像のクリックで拡大表示]
アタッシェケースにパーツ3点セットと各種グッズを収納した九十九電機の「G-CASE」。
アタッシェケースにパーツ3点セットと各種グッズを収納した九十九電機の「G-CASE」。
[画像のクリックで拡大表示]
Q9000シリーズを搭載したユニットコムのパソコンも3月24日に発売。
Q9000シリーズを搭載したユニットコムのパソコンも3月24日に発売。
[画像のクリックで拡大表示]

 インテルは2008年3月24日、新たに45nm(ナノメートル、10億分の1メートル)の製造プロセス技術を採用したクアッドコアCPU「Core 2 Quad Q9000シリーズ」を発売した。

 日経WinPC編集部が東京・秋葉原で販売状況を確認したところ、主要PCパーツショップで販売されていたのは、Core 2 Quad Q9300(2.5GHz)のみ。また、入荷数は多いショップでも10個程度しかなかった。上位製品のQ9450(2.66GHz)は3月26日以降の発売。Q9550(2.83GHz)はまだ入荷の見込みがないという。実勢価格はQ9550が6万9800円、Q9450が4万2800円、Q9300が3万4800円。

 サーバー/ワークステーション向けのXeon X3360(2.83GHz)、同X3350(2.66GHz)、同X3320(2.5GHz)も同日発売。主な仕様や実勢価格がQ9000シリーズと同じであるため、多くのショップが取り扱うようだ。ただし、正式サポートをうたう一般的なデスクトップパソコン向けのマザーボードはほとんどないので注意が必要だ。3月24日、東京・秋葉原ではXeon 3350の販売を確認した。

 九十九電機はCore 2 Quad Q9000シリーズの登場を記念して、100個限定で「G-CASE(ジーケース)」を発売する。Intel X48チップセットを搭載したGIGABYTE TECHNOLOGY製マザーボード「GA-X48-DS5」とCore 2 Quad Q9450、Corsair Memory製DDR2-800メモリー「TWIN2X4096-6400C4DHX(2GB×2枚)」をセットにした特別パッケージ。

 アルミ製のアタッシュケースに上記のCPU、マザーボード、メモリーのほか、特典のツールセット、Corsair Memory製USBメモリー(2GB)、ジグソーパズルを収納して販売する。実勢価格は9万9800円。予約開始は3月24日からで、発売は3月29日より順次。

 Core 2 Quad Q9000シリーズを搭載したパソコンも登場した。PCショップ「パソコン工房」「ツートップ」「フェイス」を運営するユニットコムは、デスクトップパソコン「Amphisシリーズ」に2モデルを追加した。主な仕様は次の通り。「MT751iC2Q TYPE-SRX2」はCPUがQ9550で、HDD容量は500GB、グラフィックスボードは「GeForce 8800 GT 512MB」。予想実勢価格は16万9980円。「同TYPE-SR2」はCPUがQ9300で、HDD容量は500GB、グラフィックスボードは「GeForce 9600 GT 512MB」。予想実勢価格は12万9980円。