米Mozilla Foundationは2008年3月10日(米国時間),次期オープンソースWebブラウザ「Firefox 3」のベータ4版を公開した。数週間後にベータ5版のリリースも計画している(関連記事:Firefox 3のベータ4公開,ユーザー・インタフェースやパフォーマンスを改善)。

 まだプレリリース版であるが,Mozillaは「正式リリースの準備が整った」としている。さらにMozillaは,「Firefox 3のベータ版として初めて一般ユーザー向けのレベルに達した」とみる(これまでのベータ版は開発者専用とされていた)。ベータ5版は,評判の非常に悪いユーザー・インタフェースが改善され,安定性に関する調整が施される。

 ただし,Firefox 3は最終的な仕上げの段階に入った。UIの問題を除けば,ベータ4版は現行の「Firefox 2」から大きく改良されており,米Microsoftの「Internet Explorer(IE)7」と比べても優れていると思う。MozillaのWebサイトからダウンロードして,実際に確認してほしい。