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 日本ユニシスは、2008年度からSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)事業に本格参入する方針を明らかにした。そのための専門部署「ICTサービス本部」を2008年4月に発足させ、サービス開発のスピードを高める。2008年度の事業方針説明会で、籾井勝人社長(写真上)とユニアデックスの角泰志常務執行役員(写真下)が明らかにした。

 角常務執行役員は4月から日本ユニシスに転籍し、常務執行役員・ICTサービス本部長に就任する予定。「試作サービスの開発・テストは進んでおり、7月にも本サービスを開始する」(角常務)。新サービスで狙うのは日本ユニシスの主要顧客である大手企業で、顧客のニーズに応じたきめ細かなカスタマイズを売り物にするという。顧客のニーズに合った情報システムをサービス化して提供する概念に近く、ユーティリティコンピューティングに近いサービスといえる。

 サービス内容は情報システムにとどまらない。メールやIP電話、回線などをサービスとして提供する「CaaS(コミュニケーション・アズ・ア・サービス)」、情報基盤をサービスとして提供する「PaaS(プラットフォーム・アズ・ア・サービス)」もセットで提供する。