日本銀行は2008年3月22日、インターネット上に同行松江支店のものと思われる資料が流出したことを発表した。松江支店の職員が上司の了解を得ずにデータを自宅に持ち帰り、自宅PCからネット上にデータが流出した。

 3月21日10時半ごろ、松江支店に対して匿名の連絡があり、発覚した。データには、各金融機関の決算内容を分析した資料や、国庫国際事務に関する検査資料などが含まれていた。

 同行によると、ネットに流出したデータについては削除依頼を出し、削除済みという。また、情報に含まれていた各金融機関に対しては、事情を説明した。「データの管理や、資料の取り扱いに関するルールを改めて徹底し、再発防止に万全を期す」という。