総会後に会見する竹岡副会長
総会後に会見する竹岡副会長
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 CS放送の業界団体である衛星放送協会は,植村伴次郎会長が続投する人事を内定した。同協会の常任理事で組織する「推薦委員会」が植村会長の続投を決め,2008年3月19日に開催された定時総会で報告した。6月に開かれる次回定時総会後の理事会において正式に決定する予定である(任期は2年)。植村氏は2004年度から,衛星放送協会の会長を務めてきた。続投が決まれば,3期5年目に入る。

 推薦委員会メンバーの1人である竹岡哲朗・副会長(SCメディアコム社長,写真)は定時総会後に会見し,「植村会長は就任以来,衛星テレビ広告協議会(CAB-J)を設立して広告事業の拡大に努めたほか,プラットフォームの在り方に関する協議会を立ち上げて,CS放送のプラットフォーム事業者であるスカイパーフェクト・コミュニケーションズとの対等な関係の構築を実現した。加入者の伸びが頭打ちになっている現状を打開するため,2008年度も植村体制でいくことにした」と,続投の理由を説明した。