Windows XPを搭載し、価格は約6万円
Windows XPを搭載し、価格は約6万円
[画像のクリックで拡大表示]

 CTOは2008年3月17日、米エバレックスシステムズの低価格ノートパソコン「CloudBook CE1200J」を3月22日に発売すると発表した。OSはWindows XP Home Editionで、価格は5万9800円。九十九電機、ビックカメラ、ソフマップの各店舗を通じて販売するほか、販売代理店契約を結ぶ双日システムズのオンラインショップでも取り扱う。CloudBook CE1200Jは、1月に米国で発売し1カ月間で約2万台を出荷した実績がある。大きさは幅230×奥行き171×高さ29.4mm、重さは970g、約4時間のバッテリー駆動が可能で、モバイル用途に適している。エバレックスもCTOも、台湾First International Computer(FIC)の関連会社。

 CloudBook CE1200Jの仕様は以下の通り。CPUはVIA製C7-M ULV(1.2GHz)、メモリーは512MB(最大1GBまで拡張可能)、ハードディスクは30GB。液晶は800×480ドットのタッチパネル式7型。通信機能は、有線LAN/無線LANに加え、Bluetoothにも対応する。光学ドライブは内蔵しない。

 競合製品としては、アスース・ジャパンが1月25日に出荷を始めた「Eee PC 4G-X」(約5万円)がある。 CloudBook CE1200Jは1万円高いが、代わりに30GBのハードディスク(Eee PC 4G-Xは4GBのSSD)を搭載する。また、タッチパネル式の液晶を採用するため、立ったまま操作しやすい。液晶下部にスリットを空ける工夫により、スリットに左手を入れた状態で、右手で持ったタッチペンでWindowsを操作できるという。また、液晶右側にあるカメラモジュールは取り外せ、オプションのモジュールに変更可能。今後CTOでは、「Skype」用の通話モジュールなどを発売する計画だ。

 なお、米国で発売中の「CloudBook CE1200V」(399ドル)は、WindowsではなくLinuxベースの「gOS」を搭載する。CTOは「国内では当面gOS搭載モデルは発売しない」計画だ。