米Amazon.comは米国時間2008年3月13日,ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「Facebook」用のプラットフォーム2種「Amazon Giver」「Amazon Grapevine」を発表した。Facebookのユーザー同士が,関心のある商品や「Amazon」サイトでの活動を共有できるようにする。

 Amazon GiverをFacebookのプロフィール・ページに組み込むと,Amazonで作成した「Wish List」(欲しい物リスト)を友達に公開できる。友達はそのユーザーの好みや興味のある商品を閲覧してプレゼント選びの参考にできるほか,リストにある商品を選んで贈ることもできる。リスト中の商品を選ぶと,Amazonの決済ページに進み,決済方法と送り先を決定してすぐに購入できる。住所の記入は不要。ただし双方が情報共有を承認している必要がある。なお,リストを公開しいないよう設定することもできる。

 Grapevineは,Facebookの「News Feed」機能を通じて,Wish Listの更新やレビュー記事の投稿,商品のタグ付けといったAmazonでの活動を友達に通知する。Amazon Giverと同様に双方が情報共有を承認していなければ利用できない。また,どの活動について情報を共有するか設定することが可能。

 Amazon.com副社長のEva Manolis氏は,Amazonユーザーの多くがFacebookにも参加していることに言及し,「Amazonの広範な品揃えと大規模なFacebookユーザーのネットワークを組み合わせることで,Facebookユーザーがギフト商品購入などの活動をより効率的に行えるようにする」と述べている。

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