米AOLは米国時間2008年3月13日,オンライン・クーポン・サービス「Shortcuts」を開始した。食料雑貨店の会員カードとオンライン・クーポンを連携させたサービスで,消費者は無料で利用できる。ペーパーレスのため,店舗側にとってはコストの節約になる。
Shortcutsでは,同サービスを導入している小売店の会員カードを使ってアカウントを設定する。アカウントを所有する消費者は,Shortcutsサイト内で提供されているクーポンを,ブランド名,商品,あるいはカテゴリなどで検索し,欲しいクーポンが見つかったらクリックする。店舗を訪れた際に,精算時にカードを提示してスキャンしてもらうと,Shortcutsで選択したクーポンが自動的に適用される。
なお,紙媒体のクーポンを好む消費者は,目当てのクーポンをリストにまとめて印刷し,店舗に持参して利用することも可能。
適用されたクーポンは精算時のレシートに記録されるほか,Shortcutsのサイトでも確認できる。また,クーポンの割引額や利用履歴などをメールで通知するサービスも利用できる。
AOLによれば,すでに米大手食料品チェーンThe Krogerが導入済みという。Krogerは全米31州に2487店舗を構え,「Kroger」「Ralphs」「King Soopers」「Fry's」といったブランドのスーパーマーケットを経営している。
The Krogerのほか,米General Millsや,米Kimberly-Clark,米Kraftが提携を結んでいる。General Millsのクーポン提供はすでに始まっており,Kimberly-ClarkとKraftも今月中に開始する予定である。
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