写真1 キー局からの端末が並ぶ。いずれも統一フォーマットに広告スペースを利用。
写真1 キー局からの端末が並ぶ。いずれも統一フォーマットに広告スペースを利用。
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写真2 実験の概要
写真2 実験の概要
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 日本テレビ放送網による技術展「デジテク2008」が2008年3月12日に開幕した(会期は3月14日まで)。ここで,携帯端末向け地上デジタル放送「ワンセグ」のデータ放送を利用した広告の表示実験を公開した。この実験は,大きさなどの規格を統一した広告用バナースペースを設定し,この規格に基づいたバナー広告を民放キー局各社のワンセグデータ放送で表示するというものである。会場には,民放キー局からの端末がズラリと並べられた。

 今回,バナースペースは横240画素×縦32画素である。横240画素は,左右を全部使い切るという数字である。縦32画素は,割り算がしやすい数字だという。縦に2分割したときには16画素,4分割すると8画素となる。3分割の場合も上下1画素を空白にすると,10画素となる。

 なお,この実験は在京民放キー局と電通,博報堂DYメディアパートナーズと共同で行っている。実験用のバナー広告は,携帯電話会社3社と携帯電話機メーカー10社の協力を得て作成したものである。