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 マイクロソフトは2008年3月12日、ExcelやOutookなどに関するセキュリティ情報を4件公開した。いずれも、最大深刻度(危険度)は最悪の「緊急」。細工が施されたWebページやファイルを開くだけで、悪質なプログラム(ウイルスなど)を実行される危険性がある。実際、今回の脆弱(ぜいじゃく)性を悪用するウイルスが、2008年1月および3月に確認されている。対策は、同日公開された修正パッチ(セキュリティ更新プログラム)の適用。

 今回公開されたセキュリティ情報は以下の4件。いずれもMicrosoft Office製品関連だが、(4)については、Office製品をインストールしていない環境でも影響を受ける恐れがあるので要注意。

(1)[MS08-014]Microsoft Excel の脆弱性により、リモートでコードが実行される (949029)
(2)[MS08-015]Microsoft Outlook の脆弱性により、リモートでコードが実行される (949031)
(3)[MS08-016]Microsoft Office の脆弱性により、リモートでコードが実行される (949030)
(4)[MS08-017]Microsoft Office Web コンポーネントの脆弱性により、リモートでコードが実行される (933103)